牧之原市立地頭方小学校

〒421-0533
静岡県牧之原市地頭方981
TEL 0548-58-0003

校長室より地頭方小学校を日本一楽しい学校にするぞ

ライフジャケットを着ての避難訓練

本日、避難訓練を行いました。
子供たちは、とても素早く、真剣にできました。
ちょうど休み時間で、みんながばらばらになっている時間におこないました。
ある子は運動場から、ある子は、廊下から、ある子は教室から、それぞれが自分で考え避難しました。
これまでの訓練と大きく違うことがあります。
それが、ライフジャケットです。
教室から避難してきた子は、ほぼ全員、ライフジャケットを着ました。

地域の皆様が多額の寄付をしてくださり、子供たち全員と教職員分のライフジャケットを準備することができました。
地頭方小学校は海から近い学校です。地震の際には、どれだけ早く高台に上がることができるか、そこに訓練は集中しています。
ですが、校舎が崩れ、けがをして、学校に取り残される子がいるかもしれません。地震の恐怖で、動けなくなってしまう子がいるかもしれません。そんな子が少人数でしたら、教職員が担いで高台を目指しますが、多かった場合は、校舎にとどまり、津波を待つことになるかもしれません。そうなった際に、ライフジャケットを着せます。命が助かる確率を少しでもあげます。
そんなライフジャケットを整えることができたということが、本年度地頭方小学校の防災として一番大きな成果です。

読書の秋 本を読みましょう

全国学力学習状況調査の結果が公表されました。学力面について、正答率の低さに、SNSやゲームの視聴時間の長さが関係しているという結果がありました。算数の文章問題での無回答が多いのは、文章を読んでも何を問われているかが理解できない。読解力が低くなっているというものです。地頭方小学校はと言うと、無回答の子供はとても少なくなっています。読書活動に力を入れていることの成果ではないかと思っています。
子供たちの学力を考えるとするならば、活字離れとSNSに浸かっている時間が長くなっていることの両方を改善していくことだと思います。学校には魅力的な本がたくさんあります。魅力的な読書活動も様々工夫しています。本に触れやすい学校になっています。読書の秋、保護者の方も子供と一緒に何か本を読んでみたらどうでしょうか。

梅っこスポーツフェスティバル

子供たちが考える運動会。
今年で二年目。
今年も六年生がリーダーとして、がんばりました。
応援団長も立派。
ソーランリーダーもよくやった。
これからも、地頭方小学校は、子供を主役として、子供が考え、子供が創り、そして失敗もおおいにできる学校です。
梅っこスポーツフェスティバル、万歳。

ソーランのセンターを決めよう

二年前、ある先生から頼まれてわたしはソーランの指導をしました。その先生はこう言いました。
「地頭方小の子供たちはとてもいい子供たちなのですが、いざという時尻込みをしたり、強い気持ちで前に進めなかったりするんです。恥ずかしがり屋も多く自分を出すことができないまま終わっていくことも多くあります。それをなんとかしたいとわたしたちはずっと考えてきました。校長先生がこれまで実践してきたソーランはまさに地頭方小学校の子供たちに必要だと思います。ですから、運動会に向けてソーランの指導をお願いできませんか。」
これがソーランを始めたきっかけとなります。ある先生の「子供を成長させたい。」という思いがあってのことです。
ソーランを大好きになってくれた子がいて、その子たちがみんなをひっぱる形で練習をしました。
運動会に向けて、いよいよ場所を決めるという時に、センターで踊る子はちゃんと試験をして決めることが最も平等だと思いました。そして、放送で呼びかけをしました。
「センターの試験をします。センターで踊りたいという目標がある子は、来てください。」
その放送に対して、やってきたのは、2人でした。2人でも、そんな決意ができた子供がいたことだけでも喜びました。
二年目は、ソーランが好きな子が増えました。でも、どうしても踊りたくないという子もいました。通常はみんなと同じように無理に躍らせるかもしれません。でも、そうしないことにしました。それは、地頭方小学校は、子供の主体性を伸ばすために、「自分で決める」を教育の柱としているからです。どうしてもやりたくない子は違うことで自分を輝かせたらいいと子供たちに伝えました。保護者の方々からは、「無理にでも躍らせてほしい。不公平だ。」という声もありましたが、わたしはまったくそうは思えず、地頭方小学校の教育としてつらぬかせてもらいました。この年、最後のセンター試験には、17人が集まりました。
そして今年。三年目。ソーランの最終年度。今日はセンターきめの試験をしました。「センターで踊りたい。一番目立つ場所で踊りたい。」という子は、60人を軽く超えました。すごすぎです。これが、地頭方小学校の教育でめざしていることの成果です。「失敗を恐れない。」この言葉を先生たちが何回言ってきたでしょうか。「自分で決める。」このような場面を先生たちがどれだけ与えてくれたでしょうか。
約60人の子供たちで踊りました。センターになりたいという気持ちで踊りました。何人かの先生は涙ぐんでいました。それくらい、子供たちは素晴らしかったです。

地頭方子ども園の運動会

日曜日に、地頭方子ども園の運動会に行ってきました。
印象に残ったのは、温かい雰囲気の中で、一人一人が大事にされている運動会であったということです。
保育士のみなさんの子供たちへのかかわり方は、わたしたち小学校教員も学ぶべきことがたくさんあります。
地頭方小学校と地頭方子ども園がもっと連携して学び合えば、子供たちの個性を大事にする教育がもっと充実するはずです。
がんばっている子供の姿に、涙している先生がいました。
初めてリレーで白組が勝ったということに泣いている人がいました。
来年度小学生に上がってくる子供たちは、竹馬もがんばっていました。

ページのトップへ戻る