校長室より地頭方小学校を日本一楽しい学校にするぞ
ほっこり、新1年生1日入学
来年度1年生になる子供たちが、地頭方小学校に来てくれました。1日入学とは、園と学校の段差を少しでもなくしていくために、学校になれることを目的として行われているものです。新1年生にとっては、どきどきの学校が、少し安心できるようになるので、とても大切です。日頃から園と学校の交流を頻繁に、計画的に行えていれば、あえて1日入学という形はとらなくてもよくなるかもしれませんが、それは、本校も今後の課題であり、よい策を考えていきたいところです。
さて、この1日入学ですが、園の子供たちのすばらしいところ、地頭方小学校の子供たちの素晴らしいところがたくさんありました。心がほっこりする時間となりました。
まずは園の子供たちですが、
「こんにちは。」「おはようございます。」と、あいさつをしてくれる子がたくさんいました。これは、前日わたしがこども園に出向いて、「あいさつを大切にしよう。」と言ったのをしっかり覚えていてくれたのかもしれません。この挨拶に対して、周りにいた小学生の方が、「すごいねぇ。」「えらいねぇ。」と感心していました。
待っている時はみんなで固まって、静かに待っていました。自分勝手に出歩くような子はいません。
お話を聞くときは、お話をする人の方を向いて、ちゃんと聴くことができました。
一年生との活動の時には、お兄さんお姉さんのアドバイスをしっかり聴いて、何をするのかが分かっていました。
なによりも、みんなで一緒に活動することが大好きなんだということが分かりました。
子供たちに関わった先生たちが、口をそろえて言いました。「今度の一年生も、スーパー一年生だ。」
次に地頭方小学校の子供たちです。
何がよかったって、やっぱり優しい。地頭方小学校の自慢、子供たちが優しいということが、はっきり見えました。
園児がやってくると、声をかけてくれる子がたくさんいました。
あおしさん、あわもとめいさん、おうすけさん、ひかりさん、あみさん、あやさん、しゅうとさん、そんな二年生の子供たちが、一年生の手を引いて、梅ちゃんルームまで連れて行ってくれました。
一年生のみんなも、素敵でした。学校のことをいろいろ教えてくれました。この日のために頑張って練習して、それでもこの日はど緊張していて、そのど緊張は、かわいい妹・弟たちのためにがんばりたいという優しい気持ちの表れです。グループに分かれてからも、それぞれの子に折り紙のやり方を教えてくれて、いつもの一年生の姿ではなく、一気にお兄さん・お姉さんになっていました。成長したんだなぁと、うれしくなる姿でした。さすが、令和6年度のスーパー一年生です。
園の子供たちにとっても、一年生の子供たちにとっても、この新1年生1日入学は意味のある大切な会だということが分かりました。
校長先生の初恋物語 第48話
反省
地頭方子ども園に行って、年長の子供たちと一緒に歌を歌って、一緒に給食を食べてきました。
ものすごく楽しかったです。年長さんの子供たち、とってもいい子供たちでした。
同時に、こんな思いにもなりました。
「わたしは、間違っている…。」
これまでわたしが、小学校に入学した一年生に対する接し方が間違っていたと、つくづく反省しました。
わたしは小学一年生を、「まだ何もできない子供たち」として見てきました。それが間違いです。
年長組の子供たちは、園のリーダーでした。
小さい子にやさしくして、小さい子と上手に遊んであげていて、一番頼りになるお兄さん、お姉さんでした。
自分のこともちゃんとできていました。
服をぬいだら、丁寧にたたんでロッカーに入れていました。立ち上がる時には、イスをちゃんと机の中に入れていました。みんな元気に挨拶をしていました。お茶をこぼした子がいたら、周りの子がすぐに雑巾を取りに行き、ふいていました。
毎年、六年生の子供たちにはこう言ってます。「一年生のめんどうをみてあげましょう。」「一年生のお世話しよう。」それが当たり前です。そうじゃなくて、
それぞれの園でリーダーをしてきた子供たちです。
そんな子供たちを、何もできない子供たちと勝手に思いながらお世話してあげるという発想で親切にすることは、自信を無くすことになっているかもしれません。
小学校のことについて知らないことを教えてあげるのは当然です。
やめたいと思ったのは、何もできないからお世話してあげるという発想です。
今日、こども園に行ってきて、学ぶことも多く、本当によかったです。
おどるポンポコリン
子供たちの小さな足音が響く校庭に、元気いっぱいの笑顔が広がります。4年生の子供たちが始めたリズム縄跳び、その熱が1年生にも伝わり、校庭はまるで音楽と共に躍動する舞台のようです。曲は「踊るポンポコリン」。子供たちはそのリズムに乗り、一心不乱に縄跳びを続けます。
時折、縄にひっかかってしまい、悔しそうな表情が浮かびますが、子供たちはすぐに気持ちを切り替えて、再挑戦。頑張る力と諦めない心がとてもいいです。
まだ最後まで跳びきることができるのは、ほんの一握りです。
両足跳び、かけあし跳び、けんけん跳びと、そこまではいいのですが、前振り跳び、横振り跳び、かけあしあや跳びで引っかかります。
せいたさんは挑戦をする一人。何度引っかかっても、がんばり続ける根性は見上げたものです。
今日は跳びきる子が現れるかな。
そんなことも、楽しみになっています。