牧之原市立地頭方小学校

〒421-0533
静岡県牧之原市地頭方981
TEL 0548-58-0003

校長室より地頭方小学校を日本一楽しい学校にするぞ

校長先生の初恋物語 第50話

とっくんは悪くない

とっくんは悪くない

やくそくをすべて守ることができたって人が現れるといいなぁ

学校には、やくそくがあります。きまりとか、校則とか、そう呼ばれているものです。地頭方小は、たくさんあったやくそくを見直し、数を減らしています。
どうしてたくさんあったやくそくを減らしたのかというと、たくさんありすぎて、子供たちも、おうちの人も、先生たちも、やくそくを覚えられないからです。やくそくを覚えていないということは、それを守ろうとすることもできません。
やくそくを守るという気持ちはとても大事な気持ちです。もしもみんなが約束なんてどうでもいいと思うようになったら、どうなってしまうでしょうか。
教室だったら居心地が悪くなります。町だったらあちこちゴミだらけになるかも。日本でいったら、争いが絶えない国になるかも。世界でいったら、国同士の戦争がもっと激しくなっていくかも。やくそくを守るという心は、みんなの幸せ、自分の幸せを守っていくためにとても大切なことです。そんな心をちゃんと育てていきたくて、やくそくを減らしたんですよ。
今日は、子供たちに、やくそくについて振り返ってもらいました。昼の放送で、すべてのやくそくをあらためてみんなに伝えて、こう言いました。
「すべてのやくそくをこの一年間守ることができたという人は、校長室まで来てくださいね。」って。
さあ、このあと、何人の子が校長室をノックするでしようか。
とりあえず、今のところ0人です。
やくそくの中には、手ごわいものもあって、特に「廊下は走らず歩きます。」ってやくそくは、ついつい破ってしまうからです。
そんなこと言ってる、校長だって、やぶってます。

一人でも、やくそくをすべて守ることができたって人が現れるといいなぁ。

自分の好きをあきらめない

SUNSET SUNRISE
そんな映画を観てきました。
どんな映画見ても、どんな本を読んでも、それを必ず「教育」というフィルターを通してしまうという職業病みたいなものがあります。今回もそうで、映画を観終わった後、地頭方小学校の子供たちに伝えたいと思ったのは、自分のすきをあきらめないということでした。
舞台は、震災があった東北。復興をめざしていた時にコロナが広がった直後の物語です。
わたしは思い出していました。そのころのこと。もう校長でしたが、子供たちには、ソーシャルディスタンス。都会や人込みにはいくな。マスクをする。消毒、消毒、また消毒。そんなことを子供たちに強要せざる負えませんでした。一番苦しかったのは、音楽。「歌ってはいけない。」という信じられないような音楽授業をしていたわけです。納得していたわけではありません。歌わない音楽なんて、なんなんだ。CDの音楽を聴くだけ。マスクをしたままささやく声で歌う。隣の人とは、2メートル離れて歌う。そんな音楽授業が全国の教室で実際に行われていました。
卒業式は本当にかわいそうに思いました。卒業歌をあきらめるなんて。子供たちは「旅立ちの日に」を卒業式で歌うことを楽しみにしていたのに、多くの学校は卒業生に歌わせられませんでした。わたしの学校でも、小声でささやくように歌うが精一杯です。もっと伸びやかに、六年間の思いをすべて歌に込めて歌わせてあげたかったと今でも思います。
そんな時代を三年間すごした子供たちは、すっかり歌えなくなってしまいました。ここ数年、音楽の授業でも、卒業式でも、歌えなくなっている子供の姿は目立ちます。
それは、仕方ないと、わたしたちはあきらめています。あの三年間を経験してしまった子供たちに、あの歌声を期待するのはかわいそうだと思っています。そんな気持ちが、ひっくり返ったような感じです。
わたしは子供たちの伸びやかな歌声が好き。だったら、その大好きな歌声をあきらめない。そんな気持ちになりながら、映画館を後にしました。
みなさんにお勧めします。
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集団登校について考える

学校の約束を考えた五年生の意見の中で、クラスの80%の子が意見が同じだったのが、「集団登校の廃止」でした。今はもちろん、きまりの中に「集団登校をする。」がありますが、子供たちからすると、必要ないものになるのです。
その理由は、現に今、集団登校しない人が多いじゃないかという主張です。車で送ってもらう子が多いじゃないか。集合場所で待っていても来ない時だってある。雨の日や風の日、気温が低い日や高い日、自分たちを置いて車で行ってしまうのは納得できない。だったら、集団登校なんて守れてないし、それが絶対に守らなきゃいけないきまりっていうのはおかしい。それが子供の主張です。
納得できます。五年生が考えることが合っていると思います。
ある学年に、集団登校しているか車で来ているかを質問したら、集団登校をほぼしている子が65%。ほぼ車で来ている子が35%です。高学年のクラスです。車でくる子にはいろいろ事情もあるでしょうし、どうしても車でないとっていう子もいることは分かっていますからいいですが、それなのに集団登校をするという守ることが困難なきまりをそのままにしておくのはどうなんだろう。
五年生の保護者全員にアンケートもさせていただきました。18名の方から回答をいただきましたが、そのすべてが、集団登校は必要でした。その中の意見を五年生は読むことで、「そうか、集団登校は大事なんだな。」という考えになっていきました。また、新一年生となる保護者の数名にも聞きましたが、やっぱり集団登校があることで、安心は何倍にも大きくなるとおっしゃっていました。
結果的に、集団登校をするという学校の決まりはそのまま残します。子供たちの命を守るためにどうしても必要なきまりだからです。そして、きまりを守るという心を育てていくためには、保護者の方ともっと協力し合い、話し合って、集団登校ができる子供たちにしていきたいと思うのです。どうしても集団登校ができないという事情がありましたら、もちろんそれを優先しますので、できましたらそのことを学校に伝えていただきたいです。
五年生は
いろんな人の声を聴きながら、集団登校はするという考えに変わっていきました。
立派です。

校長先生の初恋物語 第49話

ジャイアンはわるくない

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