校長室より地頭方小学校を日本一楽しい学校にするぞ
子どもとスマホ
わたしの子供たちは、もう上は成人しているし、あとは大学生と高校生ですが、もしも今、わたしの子供が小学生だったら、スマホは持たせません。
その理由は、「子供をスマートフォンやSNSとどう向き合わせればいいのだろうか。」ということに対して、わたし自身が自信を持てないからです。
スマホやSNSが広がったことで、いじめの方法も変わりました。不登校の子供たちの増加にも関係しているところがあります。顔も分からない人と遊ぶようになりました。よくないことを考えている人と簡単につながるようになりました。
スマホは、ナイフと同じです。ナイフは、便利な道具です。しかし、使い方を誤ると、人を傷つける危険な道具になってしまいます。だから、ほとんどの親は、子供にナイフを持たせることはしません。
スマホも便利な道具です。しかし、ナイフと同じで、使い方を誤ると、人を傷つける危険な道具になってしまいます。でも、大人は子供にスマホを持たせます。これからの暮らしを考えたら、子供のうちからスマホを持たせることは必要だからです。生成AIなどの情報技術の進化が人の暮らしを豊かにする時代です。幸せに生きていくために絶対に必要となっているスマホに、早い段階で慣れさせていくことも必要です。
ナイフは、その使い方を大人がしっかり教えます。
だったら、スマホも、その使い方を大人がしっかり教えます。
スマホが、人を傷つける危険な道具にならないために。それが、情報モラル教育です。
牧之原市が、本年度、各学校で進めている教育です。地頭方小学校も、計画的に実施しています。
6月21日(金)KDDIにお願いして、携帯電話の使い方教室をオンラインで行います。対象は5年生と6年生です。
保護者の皆さんも、希望されるようでしたら、一緒にオンライン授業に参加できます。
今、子供たちのスマホ事情やSNSで事件に巻き込まれてしまっている子供たちの実態についてもお話があります。
どうですか。
失敗したらまた出直せばいい
朝のあいさつ運動をしている5年生、6年生に対しての苦情が校長室に多数寄せられました。そうなるだろうなということは、予想できました。あいさつ運動をがんばってくれているのは分かりますが、ちょっと圧が強く、怖い感じがしていました。特に、低学年は、無理やりあいさつをさせられている感じで、これが続いたら、あいさつをすること自体がいやになってしまうだろうと思っていました。
そのことをあいさつ運動をしている子供たちに伝えました。このままのあいさつ運動は、あいさつをなくしてしまうと伝えました。このあいさつ運動は失敗ですと伝えました。
子供たちも、言われて気づいたと思います。ほとんどの子は、自分たちのあいさつ運動には課題があることを自覚していました。だったら大丈夫です。
自分たちのしたことが失敗だと分かり、そのあとどうするかが大事。それこそが、地小の教育。地小プライドです。
ここからが、スタートです。