牧之原市立地頭方小学校

〒421-0533
静岡県牧之原市地頭方981
TEL 0548-58-0003

校長室より地頭方小学校を日本一楽しい学校にするぞ

第54話 ミッタ再結成

ミッタ再結成

ホワイトボードの字

子どもたちにも読んでほしいので、ひらがな多めです。

おとといのことです。そうじがおわってすぐでした。わたしは、プレイホールのホワイトボードに書かれている字がずいぶんむかしのものだったので、それをけしていました。でも、きえません。じかんがずいぶんたっていて、きえにくくなっていました。

ひとりで、いっしょうけんめい、けしていました。すると、
六年生のせんすけさんと、五年生のれなさんがきてくれました。そして、わたしのよこで、いっしょにけしてくれました。

うれしかったです。

だれかのために、じぶんのじかんをさいて、よいことやただしいこと、しんせつなこうどうがとれるのは、すばらしいことです。

みんなでいっしょにせいかつしていると、ともだちのためにできることはたくさんあります。ちょっとしたことです。そのちょっとしたことのつみかさねで、わたしたちはやさしい人になっていくのだと思います。そのちょっとしたことのつみかさねが、いつかまわりまわって、自分のところに帰ってきて、そして自分も幸せになっていくのだと思います。

卒業に向かって

卒業式に関する職員会議を行いました。
六年生の子供たちが主役であることはもちろんですが、式に参加する五年生の子供たちにとっても、保護者にとっても、大切な行事です。心を込めて準備をして、みんなで喜び合い、そして未来に向かって一歩前進できる最高の卒業式にしていくということをわたしたち教職員は強く思いました。
卒業式は、3月19日です。それまでの間に、17日間登校します。六年生には、残された小学校生活の日々を大切にしてほしいと願っています。
音楽室から、六年生の歌声が聴こえてきます。卒業式で歌う、「旅立ちの日に」です。地域の山崎さんが指導をしてくださり、子供たちの歌声もだんだんと響くようになってきました。

第53話 帰ってきたアマーラさん

帰ってきたアマーラさん

自己決定と自己選択

わたしたちは、先生に勉強を教えてもらうという授業を小学校・中学校時代に経験してきました。先生が教えてくれることを黙ってよく聞く。黒板に書かれたものをノートに書き写す。先生が「このようにしなさい。」ということを忠実に行う。そのような学習でした。学習したことを繰り返し練習したり、復習したりして、自分のものにしていく、それが勉強でした。
その学習に慣れたことにより、様々な知識を身につけることができました。ですが、困ることもありました。決められた道を進むことは得意なのに、その道がなくなった時に何をどうすればいいのか分からなくなったのです。ある人は高校で味わいました。ある人は大学で味わいました。ある人は、社会に出てから味わいました。わたしは大学の時に味わっています。
自分で考えて学ぶことが困難でした。何を学びたいかも自分の中から生み出せませんでした。わたしと同じような人はたくさんいました。
どうして地頭方小学校で「自分で決める」「自分で考える」「自分で選ぶ」このようなことを授業だけでなく教育活動のすべてで大切にしているのか、保護者の皆さんはお分かりいただけると思います。わたしのような経験をされている保護者の皆様だったら、分かるはずです。なぜ、地頭方小学校は、校則を子供が決めるのか。なぜ運動会の種目やルールを子供が考えるのか。なぜ委員会活動を自分で決めるのか。学び方を自己決定するのはなぜか。宿題を自分で計画を立てて進められるようにしていきたいのはなぜか。そのすべてに意味があります。子供たちにとっては絶対に必要な経験なのです。
自己決定と自己選択は地頭方小学校の教育です。でも、これらの成果というのは、すぐには現れてはきません。だからわたしたちは焦ってしまい、成果が出なかったものはすぐにやめて元に戻してしまいそうになります。
だから待ちます。子供を信じて待ちます。
自己決定と自己選択は、ご家庭でも大切にしていただきたいことです。

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